お気に入りの行く末

モノが増えてきてしまった。

ヤフオクとモバオクは昔使ってたけどしばらくやってなかったし、面倒だし、どうしよーと思ってたところ、ちょうどフリマアプリ「Fril」を見つけたので、使ってみた。

 

使ってみたら、すごく良い。使いやすい。
時間短縮になるし相手との行き違いが起きづらい、取引ページ。
取引が始まってから、「今どのような状況にあるのか」「次に何をすべきか」が常に見えている。
至れり尽くせり。

前オークションしてた時は、オークション手数料払うのやだなって思ってたけど、これなら払っても良いと思えた。
場と仕組み(システム)に、納得してお金払えた。

 

ただ、2週間ほど使ってみて、なんとなく「フリマ」にも飽きてきてしまった。
いや、飽きてしまったというより、なんか違うと思ってしまったのだ。
本当にこのアプリ気に入ってるし、多分今後も不用品売る時には使うのだけど、、、
自分の「大のお気に入り」には使いたくないと思った。

 

増えてしまった不要なものを売るには良いのだけど、昔気に入ってたけど今は使わなかったりサイズが違うとか理由があって手放すことを決めたりしたお気に入りは、「不用品」としてではなく、想いを込めて丁寧に誰かに渡したい。

そう、不用品処分ではなく、アップサイクルしたいのだ。

 

アップサイクルとは…

使わなくなったモノやそのままだと廃棄されてしまうモノに、付加価値を与え新たなモノにすること。

*参考
ETHICAL FASHION JAPANのABOUT UPCYCLEがわかりやすい。
アップサイクル/リサイクル/ダウンサイクルの説明がある。
ただ、アップサイクルを「質の向上」としているのが、少し違和感かな。
「質」というより「価値」の向上のほうが、ぴったりくる。

まとめもある。

 

元々PASS THE BATONを眺めるのが好きだったんだけど、自分が「お気に入り」を手放さなければいけなくなったときに、よりPASS THE BATONが好きになった。
思い入れが大きくなった。

 

最近は、ずっと使える、ずっと手放したくない、モノを買っているつもり。
昨年と今年買ったFactelierの大判ストールやマザーハウスのバッグ、HASUNAのアクセ、ミュウミュウのお財布。
ぜんぶお気に入り。
大事に使ってる。
でももし「お気に入り」を手放さなければいけない時が来たら、その時は、アップサイクルしたい。

自分が大事にしたいものって、アップサイクルできるものでもあるんじゃないか。
そんなことにやっと気づいた。

ストーリーがあるモノはチカラがある。
さらなるストーリーを紡ぎだす。

デザインはもちろんストーリーに惹かれて購入したモノ。
購入する時に店員さんや母や友達と一緒に話したこと。
そんな思い出を載せて、また次の人の手に渡り、そこであらたなストーリーをつくる。

なんだかアップサイクルするのが、楽しみになってきた。