検索スキル

おはようございます。
会社で困っていることの解決策を発見したので、朝からメモメモ。

 

ITの人達にとっては「当たり前」の知識でみんなが知っているよってことなのかもしれないけれど、そういうの疎い私には大きな発見。

(こういう、「当たり前」を「当たり前」の世界から遠い人に届けて気付かせてくれるっていう人がいることに感謝感謝。)

同じように困っているひともいるかもしれないし、あとなんだか業界の違いとか世代間の違いも感じておもしろかった。
それについてはまた書こう。

 

【ネタ出し用】「検索」の次に来る情報サービスは何だろう? - nanapi社長日記

 

けんすうさんが本当に言いたい内容の手前の導入部分が、今回の私の気づき。以下引用。

 

“膨大なネット空間を検索できる、という能力を人類が手に入れてから、情報流通というのは飛躍的に進化しました。

一方で、検索にも弱点があります。それは「検索ワードが思いつかないものは検索できない」ということです。

要は、「探したいものを顕在化させ」→「それを1~3語程度の単語に変換し」→「検索結果から取捨選択する」というプロセスが必要なため、そのプロセスにマッチしないものは探せないのです。”

このプロセス。
これが会社で役立つハズ。

 

うちの業務は専門知識が必要で、それについてはインターネットでは調べられないもの。
でもその専門知識を使う前の段階として、インターネットや書籍で調べ物をしなければいけないことが多い。

ここ数年会社に入ってきた中途入社の30-40歳男性陣。
たまたま「調べて質問する」ことが苦手な人が揃っていて、ずっと問題になっていた。

以前は、10-20代女子の入社が多かったので、教える方が何も言わなくても勝手に自分で検索して調べてきてた。
なので質問はほとんど「ここがわからないんです。ネットで調べたらどうやらコレはこういうことらしいので、それなら●●には該当しないと考えます。今回は◆◆でも良いですか」。

だから、30代(当時)男性陣が「ここわからないんですが…」と何も調べずにただ持ってくることに私たちはとまどった。

「自分で調べる意思」がないわけではなさそうなのだ。
なのに、なんでもかんでも人に質問をしてきた。

そして話してて気づいた。
そもそも「わからないことがあったら検索をする」という思考ではないのだと。
「わからないことがある⇒それについて書かれた書籍やマニュアルは無い⇒どうしていいかわからない」なのだ。
調べ物は、紙。

まずはそこを教えた。
「こういうところはインターネットで調べてください、こういうところは業務マニュアルにしか載ってません、こういうところは会社にある書籍で調べられます」と。

 

それで改善された人もいるし、されなかった人もいる。
きっと改善されなかった人は、「検索」のプロセスのどこかでつまづいているのだ。

1.探したいものを顕在化させ
2.それを1~3語程度の単語に変換し
3.検索結果から取捨選択する

この検索のプロセスを教えて、相手がどこで行き詰まっているのかを特定して、そこを一緒にやってみよう。

 

私は「検索」を感覚でやっているし、相手が何で困っているのか何でできないのかも理解できず、苦労した。
検索の方法について、うまく言葉にできなかった。
だって、「検索」って日々の中で身に着いたもので、考えてやったことはなかったから。
「検索」について自分も詳しくないし、教えるほどの理解は自分にもなかったから。

 

あ、もしかしたら、5歳若い子たちに「こういうことで困っている」と話せば、「検索 コツ」「検索 方法」でググって、見せてあげれば良いんじゃないですか、と言ってくれたかもな、って今思った。

私は業務上の不明点やPC関係(Excelの使い方とか)で困ったら検索をするが、なんでもかんでも困ったら検索しよう!という頭にはなってないから気づかなかったけど。

 

今30歳。
小学生の時からPCがあって
中学生の時にはインターネットで好きなTV番組や好きなバンドのサイトを見ていて
高校でドコモもってiモードのサイト使って。
その頃親に携帯持たせて、親にメールの使い方教えたなぁ。

ネットにはまったわけではないし、かといって遠い存在でもない。
そんな中途半端な自分ができることってあるなぁ、と思えてきた。
使いこなしている世代と使いこなせていない世代、両方の気持ちや思考を理解したい。