花には香り、本には毒を
ライフネット出口社長の講演や著書によく出てくる言葉。
「花には香り、本には毒を」
「偏見なき思想は、香りなき花束である」
大好き。
時間が経つにつれて、しみじみ良い言葉だなぁと思える。
私は「ひっかかり」のある本が好きなのだ。
本の良いところは、たくさんある。
心を育む、知力をつける、世界を見る…いっぱいある。
最大の役割は心の中にひっかかりをつくることではないか、と私は思う。
毒のない本でも「おもしろい」本はいっぱいある。
ワクワクドキドキビックリ。
そんな本はたくさんある。
それが悪いとは言わない。だって、おもしろいもの。
でも、本当に読みたいのは毒の残る、ひっかかりのある、本なのだ。
ああ、もっとおもしろい本に出会いたい。
ひりひりする本に出会いたい。
本を毎日読んで、
自分の生きる源である知りたい欲を刺激して、ひっかかりをもって、考えて、人と話す。
それが毎日の楽しみ。
一生の楽しみ。
写真:今日のオススメ本