根っこ
「忙」という時は「心」を「亡くす」と書きますが、
確かに忙しいと感じるちからが減るというか、不感症になります。
早く、たくさん充電して、心ある人にならねば。
いつも仕事はこれやりたい!よりよくしたい!って気持ちでやってるから
体力なくても乗り切れてたのだけど、
昨日の顎の不調が響き、今日は会社でとてもきつくなってしまった。
こんな気持ちの時あったなー、と思って、過去のブログを漁る。
あ、2012年の夏だった!
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今日は久々に日中泣けて泣けて、夕方こっそり一人で涙した。
悔しいとか悲しいとかの感情は無くも無かったけど、でもあまり無くて、
会社でのいろんな出来事が積み重なり単純に涙が出たという感じ。
心は閉じるし、
身体は疲れてボロボロクタクタだし、
折れそうだけれど、
夜にはまぁまた月曜からやり直せばいいかと思えた。
根っこがしっかりしていれば、またやり直せるのだという。
何度挫けても、またやり直せる。
ふてぶてしく、がっしりした根っこを作ってくれた、両親や友人に感謝。
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ふてぶてしい根っこが今まだ感じられない。
とりあえずお風呂に入って、明日からやり直す。
週末は友達と遊ぶのだ!!!
蔦屋にも行くぞー!!!
はたらく。
昨日、悲しいことがあった。
電車を待っている時、隣に30代くらいのお母さんと小学生くらいの男の子がいて、色々しゃべっていた。
どうやらパパは急な仕事で一緒に遊びに来れなかったらしい。
そして、男の子がママに質問した。
男の子「ねーねー、パパはさ、まいにちかいしゃではたらくでしょ。ママはさ、なにをしてる人?はたらく人?」
お母さん「………ママは何もしてないんだよ、パパに養ってもらってるの。…ごめんね……。」
あまりにも長い沈黙があったから、ママをチラ見してしまった私。
(ごめんなさい。)
とってもとっても悲しそうに、話していた。
男の子はよくわかってなかったのか「そうなのー?ぼくといっしょー?あ、ぼくはがっこうがあるから、よーちゃん(←だれかは不明)といっしょかなー?」って言っていた。
私はとてもとてもショックだった。
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はたら・く【働く】
1 仕事をする。労働する。特に、職業として、あるいは生計を維持するために、一定の職に就く。「朝から晩までよく―・く」「工場で―・く」「―・きながら資格を取る」
2 機能する。また、作用して結果が現れる。「薬が―・いて熱が下がる」「引力が―・く」「機械がうまく―・かない」
(以下略)
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確かに話を盗み聞きした限りでは、そのお母さんは専業主婦で、職にはついていないようだった。
「生計を維持するために、一定の職に就」いてはいないのだろう。
でも、専業主婦が働いていないわけではない。
家のことや、まちのこと、色々やっているじゃないか。
そのお母さんがあまりにも悲しそうにしていたので、何かあったのかなーと心配になった。
仕事を辞めざるをえなかったのかな。
お父さんに何か言われたのかな。
なんでそんなに悲しそうなのだろう。
私は今総合職でバリバリ働いているけれど、ずっと専業主婦になりたいと思ってた。
理由は、専業主婦の母がイキイキしていたから。
なんて素晴らしい仕事なんだと思っていた。
結婚・引っ越しを機に母は教師を辞めた。
が、「(自分のこどもに限らず)こどもの可能性を信じること」「人の居場所をつくること」「困っている人がいたら寄り添って一緒に解決をしようとすること」「自分が勉強を続けること」という、教師時代にやってきたことを、まちで、家庭で、続けていた。
外からお金は得ていないけれども、住みやすいまち・住みやすい家をつくるために、一生懸命はたらいてきた。
好きなことをしながらも家族を最優先できる環境を整えるために、タイムマネジメントを習得するなど、誰よりも貪欲である。
父と私は外からお金をもらってきて、そのお金で母は暮らしていけている。
母が生活の基盤をつくってくれるおかげで、父と私は仕事に集中できている。
はたらく。
今社会に出て、
私はお金を稼ぐ大変さを知っている。
私はお金の価値を知っている。
それでも、
お金を稼ぐだけが「はたらく」ことではない、
お金だけが価値ではない、
と断言できる。
いつかあのお母さんが、お子さんに、
「お母さんは、みーんなが暮らしやすい家とまちをつくるために、はたらいているんだよ」
って誇りを持って答えてくれたらいいな、と思う。
検索スキル
おはようございます。
会社で困っていることの解決策を発見したので、朝からメモメモ。
ITの人達にとっては「当たり前」の知識でみんなが知っているよってことなのかもしれないけれど、そういうの疎い私には大きな発見。
(こういう、「当たり前」を「当たり前」の世界から遠い人に届けて気付かせてくれるっていう人がいることに感謝感謝。)
同じように困っているひともいるかもしれないし、あとなんだか業界の違いとか世代間の違いも感じておもしろかった。
それについてはまた書こう。
【ネタ出し用】「検索」の次に来る情報サービスは何だろう? - nanapi社長日記
けんすうさんが本当に言いたい内容の手前の導入部分が、今回の私の気づき。以下引用。
“膨大なネット空間を検索できる、という能力を人類が手に入れてから、情報流通というのは飛躍的に進化しました。
一方で、検索にも弱点があります。それは「検索ワードが思いつかないものは検索できない」ということです。
…
要は、「探したいものを顕在化させ」→「それを1~3語程度の単語に変換し」→「検索結果から取捨選択する」というプロセスが必要なため、そのプロセスにマッチしないものは探せないのです。”
このプロセス。
これが会社で役立つハズ。
うちの業務は専門知識が必要で、それについてはインターネットでは調べられないもの。
でもその専門知識を使う前の段階として、インターネットや書籍で調べ物をしなければいけないことが多い。
ここ数年会社に入ってきた中途入社の30-40歳男性陣。
たまたま「調べて質問する」ことが苦手な人が揃っていて、ずっと問題になっていた。
以前は、10-20代女子の入社が多かったので、教える方が何も言わなくても勝手に自分で検索して調べてきてた。
なので質問はほとんど「ここがわからないんです。ネットで調べたらどうやらコレはこういうことらしいので、それなら●●には該当しないと考えます。今回は◆◆でも良いですか」。
だから、30代(当時)男性陣が「ここわからないんですが…」と何も調べずにただ持ってくることに私たちはとまどった。
「自分で調べる意思」がないわけではなさそうなのだ。
なのに、なんでもかんでも人に質問をしてきた。
そして話してて気づいた。
そもそも「わからないことがあったら検索をする」という思考ではないのだと。
「わからないことがある⇒それについて書かれた書籍やマニュアルは無い⇒どうしていいかわからない」なのだ。
調べ物は、紙。
まずはそこを教えた。
「こういうところはインターネットで調べてください、こういうところは業務マニュアルにしか載ってません、こういうところは会社にある書籍で調べられます」と。
それで改善された人もいるし、されなかった人もいる。
きっと改善されなかった人は、「検索」のプロセスのどこかでつまづいているのだ。
1.探したいものを顕在化させ
2.それを1~3語程度の単語に変換し
3.検索結果から取捨選択する
この検索のプロセスを教えて、相手がどこで行き詰まっているのかを特定して、そこを一緒にやってみよう。
私は「検索」を感覚でやっているし、相手が何で困っているのか何でできないのかも理解できず、苦労した。
検索の方法について、うまく言葉にできなかった。
だって、「検索」って日々の中で身に着いたもので、考えてやったことはなかったから。
「検索」について自分も詳しくないし、教えるほどの理解は自分にもなかったから。
あ、もしかしたら、5歳若い子たちに「こういうことで困っている」と話せば、「検索 コツ」「検索 方法」でググって、見せてあげれば良いんじゃないですか、と言ってくれたかもな、って今思った。
私は業務上の不明点やPC関係(Excelの使い方とか)で困ったら検索をするが、なんでもかんでも困ったら検索しよう!という頭にはなってないから気づかなかったけど。
今30歳。
小学生の時からPCがあって
中学生の時にはインターネットで好きなTV番組や好きなバンドのサイトを見ていて
高校でドコモもってiモードのサイト使って。
その頃親に携帯持たせて、親にメールの使い方教えたなぁ。
ネットにはまったわけではないし、かといって遠い存在でもない。
そんな中途半端な自分ができることってあるなぁ、と思えてきた。
使いこなしている世代と使いこなせていない世代、両方の気持ちや思考を理解したい。
お気に入りの行く末
モノが増えてきてしまった。
ヤフオクとモバオクは昔使ってたけどしばらくやってなかったし、面倒だし、どうしよーと思ってたところ、ちょうどフリマアプリ「Fril」を見つけたので、使ってみた。
使ってみたら、すごく良い。使いやすい。
時間短縮になるし相手との行き違いが起きづらい、取引ページ。
取引が始まってから、「今どのような状況にあるのか」「次に何をすべきか」が常に見えている。
至れり尽くせり。
前オークションしてた時は、オークション手数料払うのやだなって思ってたけど、これなら払っても良いと思えた。
場と仕組み(システム)に、納得してお金払えた。
ただ、2週間ほど使ってみて、なんとなく「フリマ」にも飽きてきてしまった。
いや、飽きてしまったというより、なんか違うと思ってしまったのだ。
本当にこのアプリ気に入ってるし、多分今後も不用品売る時には使うのだけど、、、
自分の「大のお気に入り」には使いたくないと思った。
増えてしまった不要なものを売るには良いのだけど、昔気に入ってたけど今は使わなかったりサイズが違うとか理由があって手放すことを決めたりしたお気に入りは、「不用品」としてではなく、想いを込めて丁寧に誰かに渡したい。
そう、不用品処分ではなく、アップサイクルしたいのだ。
アップサイクルとは…
使わなくなったモノやそのままだと廃棄されてしまうモノに、付加価値を与え新たなモノにすること。
*参考
ETHICAL FASHION JAPANのABOUT UPCYCLEがわかりやすい。
アップサイクル/リサイクル/ダウンサイクルの説明がある。
ただ、アップサイクルを「質の向上」としているのが、少し違和感かな。
「質」というより「価値」の向上のほうが、ぴったりくる。
まとめもある。
元々PASS THE BATONを眺めるのが好きだったんだけど、自分が「お気に入り」を手放さなければいけなくなったときに、よりPASS THE BATONが好きになった。
思い入れが大きくなった。
最近は、ずっと使える、ずっと手放したくない、モノを買っているつもり。
昨年と今年買ったFactelierの大判ストールやマザーハウスのバッグ、HASUNAのアクセ、ミュウミュウのお財布。
ぜんぶお気に入り。
大事に使ってる。
でももし「お気に入り」を手放さなければいけない時が来たら、その時は、アップサイクルしたい。
自分が大事にしたいものって、アップサイクルできるものでもあるんじゃないか。
そんなことにやっと気づいた。
ストーリーがあるモノはチカラがある。
さらなるストーリーを紡ぎだす。
デザインはもちろんストーリーに惹かれて購入したモノ。
購入する時に店員さんや母や友達と一緒に話したこと。
そんな思い出を載せて、また次の人の手に渡り、そこであらたなストーリーをつくる。
なんだかアップサイクルするのが、楽しみになってきた。
本までの距離
私は活字を読むことが大好きで、本に限らず新聞でも教科書でもマンガでもサイトでも、読む。とにかく、読むことが好きなのだ。
でも中でもやっぱり本が好き。
好きな理由はたくさんあるのだけれど、そもそも好きになったのはなんでだっけ?と数年前に一度考えたことがある。
自分の中での結論は、「本=楽しい」との経験があるから、だった。
そう、初めは本の中身にワクワクしてたというよりも、本を読むという行為に付随するキラキラの体験が嬉しかったのだと思う。
アーケードの中の本屋さん
滋賀県にいる頃は、毎年夏に1ヶ月・冬に10日間ほど、熊本の祖父母宅で過ごしていた。
家族まるごと、父母の実家に帰省するのだ。
その時通っていたのが、上通り・下通りという熊本市のアーケード。
必ず長崎書店、金龍堂まるぶん店、紀伊国屋に連れて行ってもらった。
キディランドやマクドナルド(滋賀にもあったけど我が家では食べる習慣がなかったので、この時だけの特別料理だった。笑)、鶴屋、本屋さん、昔ながらの喫茶店、親戚のおばさんがやってる婦人服屋さん。
そんなお店を家族とまわる。
歩きすぎて疲れたり、兄とケンカしたり、はしゃぎすぎて知らないおじさんに怒られたり。
これが、私の葉月と師走の思い出。
公園の中の大きな図書館
以前、ブログに書いたが、15歳まで住んでいた滋賀県には、文化ゾーンと呼ばれる場所がある。
*文化ゾーン http://www.shiga-kinbi.jp/?page_id=117
近代美術館・県立図書館・庭園・こども広場などなどが集まった、ひろーい場所。
今はわからないが、当時は土日の人気スポットだった。
土日は家族で車に乗りバイパス使ってぶーんと向かい、図書館で1人1人が思い思いの時間を過ごして、本を借りて。その後は公園ゾーンで走り回って。
合間にお弁当を食べても良し、お茶しても良し、帰りに瀬田のヒカリヤなんかでご飯食べても良し。
家からはすごく遠かったけれど、よく友達にも会ったし、同じような過ごし方をした友達は多かったと思う。
もちろん友達と一緒に行ったこともある。
友達も一緒に図書館へ連れて行ってもらって、一緒に紙芝居に夢中になる。読みあいっこする。
アスレチックのようなところで、追いかけっこして、木に登ったり。
学級閉鎖中に友達とこっそり図書館に連れて行ってもらったら、学級閉鎖明けに一気に皆ダウンしたこともあった。やばかった。
滋賀全体がそうだったかと言われるともちろん違うけど、大津の小学生では同じ過ごし方をしていた友達はたくさんいた。
文化ゾーンはおもしろい場所なんだと信じていた。
そう、幼少の頃の私の本の思い出話には、必ずセットで、家族や友人と紡いだストーリーが出てくる。
“熊本”や“文化”という、自分の日常ど真ん中とはちょっと違う場所に、確実に居場所があったのだ。
函館蔦屋書店がスゴい!代官山を超え、これを目当てに函館に移住しても良いレベル!
こちらのブログを見て、そんなことを思い出した。
一人でも多くのこどもたちが、
本のあるところは楽しい場所と思ってくれるとイイ。
そして、本を読んで夢を広げてくれたらイイ。逃げ場にしてもイイ。物語に引き込まれて自分がヒーローになった妄想をしてもイイ。
一人でも多くのおとなが、
本屋さんに行きたくなるとイイ。
そして、少しでも視野を広げられたらイイ。現実逃避してもイイ。自分の道を方向転換するために可能性を探ってもイイ。
一人でも多くの時間があるおじいちゃんおばあちゃんが、
本屋さんで過ごしたくなるとイイ。
そして、店員さんと触れ合えたらイイ。最新の雑誌なんか読んで孫より流行に詳しくなっちゃえばイイ。コーヒー飲んでアルコールは減らしちゃえばイイ。
本までの距離が、短くなりますように。
本を通じて、ステキな思い出がたくさんできますように。
まちが人をつくる。人がまちをつくる。
まちを、ひとを、民間がつくる。
おもしろい。
今度函館に見に行こう。
スヌーピー展
引き続き、書く書く書く書く!!
昨日は六本木の「スヌーピー展」に行ってきた。
http://www.snoopy-exhibition.jp/
もう、かわいすぎてずっと目がハート。
今のスヌーピーになる前の、ビーグル犬!って感じの絵もスキ。
母が元々ピーナッツの本が大好きで、本を宝物のようにしてた。
私もキャラクターグッズからではなく、スヌーピーの本から入ったはずなんだけど、結局あまり読むことは無かった。
そして大人になって読んでみて、、、衝撃。
なんちゅー良いこと言うんだ、スヌーピー!
というわけで、たくさんの原画が見られて、シュルツさんの人柄もわかって、Happyな一日でした。
チケット買って中に入るまで1時間半もかかって大変だったけど。
後ろの夫婦(推定:夫婦ともに58歳)はずっと楽しそうにおしゃべりされてて、なんだかほくほくほんわかした。
こういうのに一緒に来られるってイイな。
結婚したくないって思ってたけど、そんなシーンを見ると、結婚いいなーって思った。
余談です。
あ、まとめもありますね。一つだけ貼ってみる。
スヌーピー 名言集 http://matome.naver.jp/odai/2127915937640979201
今なぜ“まち”なのか
引き続き、書く書く。
答えの無い問いを考え続けることほど、無駄でステキなことはない。
ここ2年ほど、“まち”について考えている。
長崎に住んで3年めくらいから、「この街はこんな良い街なのに、まだまだ活かしきれてないものがたくさんある。何かしたい。」と思うようになった。
街のシンボル的な場所の周辺が、ただのコインパーキングになる。
街のデパートが、皆の家族の思い出がつまった場所が、取り壊される。
かわいらしいおじいちゃんが立っていたお店に、張り紙が出る。シャッターは二度と開かない。
そんなことに慣れっこになっていく自分と、どうにかしなくてはいけない、という自分とがいた。
最近、“まち”について目にする機会が増えた、と感じる。
ただ、その目にするものが、つながっているのか、いないのか。
答えは出てない。
とりあえず、フセンのように記憶の中にもブログの中にも貼りつけておこうと思う。
いつかバババッとつながって、グルーピングできる時がくると良い。
なぜ今“まち”なのか…。
くくりは“都道府県”より小さくなっていく
ガイアの夜明け「目立たぬ"ご当地"をブランドに!」
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber3/preview_20131203.html
-------------放送概要抜粋--------------
都道府県のアンテナショップを覗くと、様々な特産品が並んでいる。しかし、それらは各県を代表する"有名な"ものばかり。市町村にまで目をやれば、全国各地に埋もれている特産品はまだまだある。そうした特産品を掘り起こし、"町や村そのもの"をブランド化しようという動きが始まっている。人口減少と若者の都市部への流出で、過疎化と経済の衰退が進む地方。ブランド化することで、地名を宣伝し、特産品の販売につなげる。地方を活性化する新たな手法を取材する。
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この番組で印象的だったのは、アンテナショップのお話。
「“北海道”だけでは、もうブランドにならない、“北海道の●●町”でないと」と。
そういえば、「いまや“沖縄”よりも“石垣島”だ」というお話も同時期に聞いたなぁ。
なぜ小さくなっていくのか。
漠然とした良いイメージよりも顔が想像できるくらいの良いイメージに私たちは惹かれるのだろうか。
磁場は“まち”にある?
先ほどブログに書いた山本聖さんは、百貨店を辞めて、地域活性化のお仕事へ。多くの地域で活躍中。
ブック・コーディネイター内沼さんは、本にまつわる様々なプロジェクトをいろんな場所でされてきたが、2012年下北沢で本屋「B&B」を開店。
最近ではマルイや東武百貨店などの商業施設のイメージも強くなってきたマザーハウスは、昨年谷中銀座へ出店。
TSUTAYAは、元々ロードサイドへの単独出店も多かったが、今回“代官山”“函館”という街をわざわざ選んで出店。
元々超有名な“丸の内”は、最近ますます“丸の内”を前に前に押し出している(ように見える)。
*関係ないし古いけど、コレ好きです⇒http://www.marunouchi.com/feature_jp/message2013/
時期はバラバラ。理由も様々。
私が無理矢理くっつけたがっているだけかもしれない。
それでも。
“まち”に何かあるのだと思わずにはいられない。
ヒトが“まち”に帰ってきたのだと思わずにはいられない。
磁場は、ハコの中ではなく、まちにあるのか。
百貨店の名前で売る時代は終わったのか。
お店を出すにも文脈が必要なのか。ストーリー消費と関係あるのか。
文脈を持つハコは無いのか。
ヒトを育てる
以前もブログに書いたことがあるが、この言葉が好きだ。
どうやら糸井さんのコトバらしい。
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「魚を飼うということは、水を飼うということである」。
とにかく、健康な水をキープできていれば、魚は元気に生き続ける。魚を飼っている、なんて思わないほうがいい。水を飼っていると考えたほうがうまくいく。
あなたのいる環境は、元気ですか?
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人を育てることは、まちを育てるということ。
まちを育てることは、人を育てるということ。
昨日読んだ本『文化の樹を植える。「函館蔦屋書店」という冒険』に梓設計の方の言葉が載っていた(この本の題名も、こちらの発想から取ったものだそう)。
「(函館蔦屋書店が文化の広場となるために)Cultur TreeというDENを建物内部に設置する。言いかえれば植樹していくということ。・・・(DENは)人々が集い、談笑したり読書したりと、思い思いに過ごせる暖かい場所。」
TSUTAYAを展開するCCCは、代官山蔦屋書店や函館蔦屋書店をつくる時に“代官山”“函館”の文脈や価値に乗っかっただけという見方も聞いたことがあるが、そうではなくて、その流れをくみつつ時代が求めているものをさらに追加していくのだろう。
そうして、代官山というまち、函館というまちを、育てていくのだ。
まちのビジネスに注目?
THE BRIDGE 「LINEはローカルビジネスの救世主となるかーー新たなコミュニケーションツールを用いた地方商店街の取り組み」
http://thebridge.jp/2013/07/can-line-save-the-local-business
頓智ドット プレスリリース 「スマートフォンを使ったO2O活用で地域商店街の活性化を支援開始」
http://www.tonchidot.com/ja/pressroom/articles/release20131107/
LINEは友達同士で楽しくメッセージ送りあったり無料通話ができちゃうサービス。
tabは「行ってみたい」を集めたみんなのMy雑誌がつくれ、行き忘れのないように通知までしてくれるサービス。
どちらも、一見ローカルビジネスには関係ないサービスのように思う。
(tabは当初は“まちの再発見”“地域活性化”ということも全面に出していたので、ど真ん中ではあるのだけれど、今の実際の使われ方とは直接関係ないよねっていう意味で。)
また、どちらもすでに大手企業・大手商業施設と組んでサービス展開している。
それだけでも、やっていけるはず。
なのに、どちらも、“まち”のビジネスにも注目している。
今なぜ“まち”なのか…。
考えたい。